特徴と取り組み
その暮らしを 次世代へ 学び、活かし
豊かな自然環境は、私たちに様々な「自然の恵み」をもたらしています。また、先人たちが培ってきた独特の文化は「人の恵み」として私たちの生活に今なお活かされています。
志賀高原ユネスコエコパークの「自然の恵み」と「人の恵み」は地域の大切な資源であり、受け継いだ「遺産」となっています。これらを守り伝え、賢く使い、地域の持続可能な発展を目指すためにも、これを担う人材の育成として「学び」の取り組みを進めていきます。
志賀高原
ESD活動
ユネスコエコパークの生物圏の教育・利用・保全の調和を図るユネスコエコパークは、ESDの場としても好適で、ユネスコエコパーク・ESD(持続可能な開発のための教育)・ユネスコスクールの取り組みを連携させることによる相乗効果が期待されています。山ノ内町と高山村では、全小・中学校がユネスコスクールに加盟し、環境教育を軸としたESD活動に取り組んでいます。
ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されています。将来にわたって持続可能な社会を構築する担い手を育む教育のことです。この学びを通じて、新たな価値観や思考力、行動力等を育み、持続可能な社会を創造していくことを目指します。
志賀高原
活用したESD活動例
ユネスコエコパークを山ノ内町と高山村の教育委員会では、全小中学校をユネスコスクールに登録しています。各校では子どもたちの意識を大切にしたESD学習に取組み、交流会を行い互いに学び合っています。
緩衝地域では、信州大学教育学部附属志賀自然教育園や長野県志賀高原自然保護センターなどが、幼児から高校生までの子どもを対象としたネイチャーウォッチングや、地元小中学校の生徒によるごみ拾い、湿原再生活動が実施されています。
また、志賀高原観光協会ではユネスコスクールを始め、学生を対象とした講義と実習を経て環境について学ぶ「環境学習プログラム」を実践しています。