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志賀高原
ユネスコエコパーク

受け継いだ
遺産を
学び 活かし
次世代へ

志賀高原ユネスコエコパークは、志賀山、草津白根山などの火山地形により形成され、多くの湖沼や湿原があり、動植物には豊かな多様性がみられます。
人々は、古くから地域の資源を大切にしながら利活用して独自の産業、食文化、伝統工芸等をうみ出し、伝承してきました。
私たちは、こうした「遺産」を守り、有効的に活用し、次世代へ引き継ぐため自然と人間が共生する社会づくりを進めています。

登録
1980年(昭和55年)
拡張登録
2014年(平成26年)
構成自治体
長野県:山ノ内町・高山村
群馬県:中之条町・草津町・嬬恋村

オリジナルロゴマークについて

木道の架かる四十八池湿原越しに志賀山を望む、志賀高原ユネスコエコパークの雄大な風景をモチーフにしています。

志賀高原
ユネスコエコパーク
3つの地域

ユネスコエコパークの目的である「自然と人間社会の共生」を達成するため、志賀高原ユネスコエコパークエリアに3つの地域を設定しています。
自然を厳重に保護していく「核心地域」、その周りを取り囲む「緩衝地域」、私たちが暮らし経済活動を行っている「移行地域」です。この3地域の特徴を活かして取り組んでいます。

志賀高原ユネスコエコパークゾーニング図

核心地域

志賀高原を象徴する類まれな山岳景観を形成する志賀山周辺の地域です。溶岩台地上には亜高山帯針葉樹の原生林が広がります。
国立公園の特別保護地区であり、ほとんど人為の影響がなく自然が保たれ生物多様性の保全上最も重要な地域です。

( 主な活動 )

種子生産量調査
トレッキング
研修(おたの申す平)

緩衝地域

核心地域を取り囲むように設定されています。環境学習、野外活動、調査研究、レジャー・観光など自然の保全・持続可能な利活用への理解の増進等が取り組まれています。
芳ヶ平湿地群は2015年にラムサール条約湿原に登録され、自然環境の保全とワイズユース(賢明な利用)に向けた取り組みが行われています。

( 主な活動 )

環境学習プログラム
外来植物除去活動
ABMORI(エビモリ)

移行地域

自然環境にダメージを与えることなく、自然の恵みを活かした環境保全型農業、再生可能エネルギー利用、自然再生事業、持続可能な開発のための教育(ESD)など持続可能な地域づくりが行われています。

( 主な活動 )

温泉熱を利用したロードヒーティング
果樹栽培
そば打ち体験
その他の活動はこちら

志賀高原
ユネスコエコパークを
構成する自治体

志賀高原ユネスコエコパークのエリアは、長野県(山ノ内町、高山村)と群馬県(中之条町、草津町、嬬恋村)にまたがる5つの町村から構成されています。
各町村で守られてきた自然や地域性に富んだ食べ物・特徴、今なお息づく伝統文化など大切に次の世代まで残すことが重要です。

山ノ内町

山ノ内町は、上信越高原国立公園の中心において、2,000m級の山々に囲まれた絶景と清流を発する志賀高原、開湯1,300年余の歴史と情緒豊かな街並みを誇る湯田中渋温泉郷、日本の原風景を楽しめる北志賀高原の3つのエリアを有し、近年では地獄谷野猿公苑の温泉に浸かるニホンザルが「スノーモンキー」として外国人観光客からの人気も高く日本有数の観光地として知られています。
また、昼夜の寒暖差による気候条件や標高差による立地条件、志賀高原ユネスコエコパークの大自然にろ過されたミネラル豊富な雪解け水など恵まれた環境で育まれたりんごやぶどうは高品質な果樹として、人気があります。またそば、きのこ等の産地としても有名です。

山ノ内町について、くわしくはこちら

高山村

高山村は総面積98.56㎢のうち85%が森林・原野で占められ、森林地域の多くが上信越高原国立公園に指定されている自然あふれる村です。村内には開湯から200年以上の歴史がある山田温泉をはじめとして8つの温泉があるほか、春は五大桜と称されるしだれ桜などの巨樹、秋は松川渓谷の紅葉と四季を通じて観光を楽しむことができます。
また、年間を通じて気温に日較差が大きい内陸性の気候の特性と、扇状地の水はけのよい土壌を活かした果樹栽培が盛んで、りんご、ぶどうやワインぶどうは高品質であることから全国から高評価を得ています。
村では、これまで大切に守られてきた自然を後世に残し農山村の原風景を守るため、「地球にやさしい環境基本条例」や「高山村景観条例」を制定しているほか、「日本で最も美しい村」連合に加盟するなどして、村民とともに活動を行っています。

高山村について、くわしくはこちら

中之条町

芳ケ平湿地群は、群馬県北西部の中之条町と草津町に広がる広大かつ優れた湿地帯で、2015年5月28日にラムサール条約湿地に登録されました。標高1,200m~2,150mにかけて芳ケ平湿原、大平湿原、草津白根山湯釜、平兵衛池、大池、水池、チャツボミゴケ公園穴地獄があります。春から秋にかけて素晴らしい景観を有する湿地帯で、強酸性に生育するチャツボミゴケの大群生は東アジア最大級です。新緑をはじめ、6月中旬~7月上旬の芳ケ平湿原のワタスゲの群生、10月初旬の秋の紅葉、日本最高標高に生息するモリアオガエル、国道標高最高地点、これらは貴重な観光資源であり中之条町を代表する観光地です。
また、湿地群近隣には、中之条町六合地区の観光地として、キャンプと釣りと高山植物の宝庫である野反湖、山の上庭園、旧太子駅(鉄道公園)、重要伝統的建造物群保存地区赤岩、尻焼温泉、花敷温泉、道の駅六合にある応徳温泉などがあります。中之条町六合地区は、高山植物など豊富な自然と温泉にゆっくり親しんでいただくことのできる観光地です。

中之条町について、くわしくはこちら

草津町

上信越高原国立公園の中に位置する草津町は、群馬県北西部、標高1,200mという高原に位置し、面積は49.75k㎡、第3次産業従事者が約90%近くを占める観光の町です。
また、三大火口湖の湯釜を有する白根山や、四季折々様々な表情を見せてくれる高山植物の宝庫である本白根山の立地を生かし、その雄大な自然を存分に活かしたイベントも数多く開催しています。
温泉街に目を向けてみますと、良質で豊富な湯量と雄大な自然を誇り、古くから日本随一の観光地として名を馳せ、この中心となる湯畑を取り囲むようにホテルや旅館、土産物店などが軒を連ね、そこから延びる通りや路地から、街なみの骨格が形成されています。
おかげさまで「プロが選ぶにっぽんの温泉100選」では19年連続第1位(第35回現在)の称号を賜り、草津温泉ブランドそのものが浸透してきたことがうかがい知れます。
今後におきましても泉質という与えられた資源に感謝すると共に、「100年先を見据えた付加価値の高いまちづくり」に邁進していきます。

草津町について、くわしくはこちら

嬬恋村

群馬県最西端に位置する嬬恋村は日本百名山の浅間山、四阿山、草津白根山に囲まれた平均標高1,000mの高原地帯で一日の寒暖差が激しく、その気候を活かし栽培される夏秋キャベツは日本一の出荷量を誇ります。
村名の「嬬恋村」は日本武尊の伝説に由来し、愛妻の聖地としても知られています。
涼しい夏とパウダースノーの冬、そして温泉では各地域それぞれの泉質を楽しんでいただけます。特に志賀高原ユネスコエコパークエリア内に位置する万座温泉は標高1,800mの高山温泉で濃度の濃い硫黄泉が特徴であるため美肌の湯とも言われ、女性に人気の温泉地となっています。
また、近くには万座しぜん情報館や万座温泉スキー場などもあり、一年を通して自然とふれあうことのできる人気の観光スポットとなっています。

嬬恋村について、くわしくはこちら